平成11年 1月23日 三陸新報
「港町スクエア」建設など 活性化の目標像示す

 気仙沼市中心市街地活性化基本計画策定委員会(委員長・臼井賢志気仙沼商工会議所会頭)の第2回委員会が、22日午後1時20分から気仙沼商工会議所で開かれた。席上、同計画の"たたき台"が示され、その中で活性化の目標像を、気仙沼らしい「都市の中心」を作り上げることを目標とし、その姿を、気仙沼らしいオリジナリティーと品格がある、「港町スクエア」(港町の雰囲気を持つ区域)の建設と位置付けている。各委員からはマグロ漁船の減船を逆手にとって、湾内にレストラン船、体験船の展示などの提案や、八日町に駅舎整備の案を歓迎する意見などが出された。これらの提案、意見を踏まえ、2月中旬をめどに同基本計画を策定することとしている。

・・・中略・・・

 委員の1人でもある久恒啓一宮城大学教授は「目標とする港町のイメージが、具体的な事業項目から浮かび上がってこない。それぞれの要望、アイデアが集まっただけの感があり、具体的計画とリンクしない。建物、店の状態など港町から発進するイメージを共有する議論がもっと必要では」と指摘した。
次回は2月中旬に開かれ計画案を固める。同計画が策定され、その後の実施計画も策定され、事業実施にあたっては、国の関係省庁から支援を受けられるのが、同事業の特徴だ。

三陸新報社提供

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