2001.8.21

特集 日本経済「危機」白書  デフレと下期景気
図解2001〜2002年日本経済  襲いかかる小泉改革の激痛と世界経済大失速

 

 直近の日本経済をまず概観する。需要面をみると、内需については、個人消費が横ばいであるものの足元は弱い動きになっている。公共投資は低調に推移しており、民間設備投資は製造業が堅調に増加しているものの非製造業が弱いなど全体に頭打ちであり、住宅投資も弱含みとなっている。外需に関しては、世界経済の減速にともなって輸出入ともに減少傾向にある。総じて生産は引き続き減少しており、短期金利は低下傾向にあるが企業収益は頭打ちとなっており、業況は製造業を中心に引き続き悪化しているなど全般に悪化している。雇用については、高水準の失業率、弱含みの残業・求人の影響で、依然厳しい状況にある。物価は卸売り物価、消費者物価ともに弱含みで推移している。
                                                      (後略)

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週刊エコノミスト

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