久恒啓一の学びの軌跡 図解編 
第19号 2010/6/17

発行:久恒啓一
図解web:http://www.hisatune.net/

「残業はするな、前業をせよ」が文庫(だいわ文庫)になりました。


残業はするな、「前業」をせよ!

残業はするな、「前業」をせよ!―朝のスタートダッシュで人生が決まる
(久恒啓一著・だいわ文庫)

 

図解web探訪 第18回

図解webの楽しみ方を毎回少しずつ配信していきます。

プライベート(2)

毎年出す年賀状は、図解web作成以前の時代のものは残ってはいません。
しかし、勤め先を退職し大学へ職場を移した平成9年(1997年)から今年までの年賀状は このホームぺージの中に年賀状はすべて保管されています。

プライベート
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1 図解コミュニケーションの理論

第三章「理解」を深化する図解表現法

6.文章を読む力を高める為の「図解」

1■文章主義から抜け出そう

 最近は、若い人たちを中心に図解やイラスト、漫画など、ビジュアル的な要素をコミュニケーションの手段として利用する人が増えているようです。
多忙な現代のビジネス社会では、文章を読みこなすための時間が失われてきています。たとえ時間が許したとしても、ギュウギュウ詰めの文章では、まったく読む気力が起こりません。
若い人にかぎらず、多くの人たちが図解に関心を寄せているのは、膨大な量の報告書や決済文書から、なんとか逃れる方法はないかと模索しているからなのです。

2■”簡・明・短・薄”にまとめるために

 長くて無味乾燥な文章を読まなければならないことほど、苦痛なことはありません。ところが、たいていのビジネス文書は、この長くて魅力に乏しい無味乾燥な文章の羅列なのです。
そのようなことから、今では”簡・明・短・簿”がビジネス文書の決め手となっています。つまり、簡潔明瞭、文章は短く、そして薄い(ページが少ない)ことが求められているのです。
そのような文書をまとめるためには、”理解する能力”のパワーアップが必要になってきます。文章を理解する能力が不足していると、よい文章を作ることもできないからです。
そこで、「理解の為の図解表現法」を使って、文章の理解の仕方を基本から洗い直し、”理解する能力”の強化に挑戦してください。

3■「図解」で本質を読み取ろう

 図解コミュニケーションでは、文章で表現された言葉(材料)を用いて、原文に示された以上の深い理解を得る可能性を追求することが出来ます。
同じ言葉を用いても、原文以上の深い意味や背後にある考えを表現したり、何気なく使われている言葉と言葉の関係を改めて吟味することで、新たな関係や意味を発見したりすることが出来るのです。
新聞や雑誌などの記者は、自分の理解の及ぶ範囲でしか物事を伝えることが出来ません。また、取材対象に関する知識が不足していたり、全体的な理論の裏付 けが無い場合には、イキのいい材料を使っていても、対象の本質を伝えてもらえない可能性があります。
文章に書かれている以上のものを読み取ると言う意味で、「行間を読む」といいますが、図解コミュニケーションは、その言葉以上の意味を引き出す可能性があるのです。
図解コミュニケーションは、創造的な理解の地平にまで、私たちを引き上げてくれる力を持っていると言ってもいいでしょう。

「久恒啓一の学びの軌跡 図解編」(毎週木曜日発行)
編集責任者:久恒啓一
発行元:久恒啓一 図解WebSite http://www.hisatune.net/
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