2■マルを上手に使い分けよう
囲みを実際に使う場合、マルと四角を使おうとするなら、四角を使う場合でも、なるべく角が丸いもの(R角のついた四角)を使う事をおすすめします。
これは丸い図形の方が角張った図形よりも、人間の心理面から受け入れられやすいからです。もっとも、鋭角な四角を使わざるを得ない場合もありますが、初心者はなるべく、角の丸い四角を使うように心がけてください。
この囲み、つまりマルをいくつかの種類で書き表すことで、構造と関係をうまく表現することができます。そのもっとも単純な例が、二つ以上のマルがある場合に、相互の関係がどうなっているかという図解です。
このように、図解の中に二つのマルがあった場合、その二つのどちらが大きいのか、あるいはどちらがどちらを包み込んでいるのかということで、二つの事柄の関係を表現することができます。
「大きいマルが小さいマルを含んでいる」、「マル同士が隣接している」、「マル同士が重なり合っている」、「マル同士が離れている」、「マル二つが並列している」、「大きなマルと小さなマルが群れのように並んでいる」---、このようなマルの使い分けで、さまざまな構造や関係が表現できるのです。
また同じマルを使う場合でも楕円を使うなど、描き方でレベルの異なった様相を表現することができます。さらに同じ形のマルでも、線の太さをいろいろと使い分けることによって、全体の関係が人目で分かるような表現が可能となります。 |