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久恒啓一の学びの軌跡 図解編 
第32号 2010/9/16

発行:久恒啓一
図解web:http://www.hisatune.net/

1 図解コミュニケーションの理論

企画力を身につけよう

企画は創造的な問題解決である。

1■企画=日常の仕事

 ビジネスに関わっている人たちは、ほとんどが仕事を通じて、何らかの形で企画を行っていると言えます。本人が企画であると意識していないことが、実は企画と同じことをこなしているという場合が意外と多いのです。

  「仕事の内容をよくしようとする積極的な工夫」、「仕事を改善してやり遂げようとする努力」ーーこれらは、何らかの意味で企画につながっていく「創造的な行為」と考えて良いのです。

 つまり企画は、誰もが行っている日常的な行為なのです。

 ですから、企画を得意とするためには、仕事でも遊びでも、まずは明確な目標を設定しながら、「何かを創り出そう」という強い気持ち(創造への意欲)を、常に持たなければなりません。

 このような実行する意志と持続力を持って、これから学習する企画のテクニックを実践していけば、あなたも企画を自分の得意分野に出来るようになるはずです。


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2■企画は自分自身の中にある

 企画を考える上で重要なポイントは、企画力は常に自らの内面にあると言うことです。多くの事例や人間観察から判ることは、本人の経験や能力、人格を越えるような企画は、なかなか出てくるものではないということです。

 つまり、自分という他人(過去の自分は、すでに現在の自分にとっては他人)との対話技術の巧拙が、結果的に企画力のレベルを決定づけてしまうのです。

 このように、自分の持つ知的資源を上手に活性化させて問題解決に結びつけていくプロセスが、企画なのです。

 企画は、私たちの頭の中にある膨大な情報に新しいテーマを与えることによって、独自の展開を生み出す作業なのです。

 私たちは、疑問や解決したい問題があると人に相談したり、書店や図書館で資料を集めるなど、外部からの刺激によって、自らの知識や経験や知恵の蓄積から有効な情報を引き出す作業をおこなっています。つまり、優れた企画者になるためには、自分自身とのコミュニケーションの技術を磨くことが、大きなポイントになるのです。

 そのような意味で、自分の目で見て耳で聞くなど、体験して考える事柄は量的に蓄積されることによって、企画力を構成する重要な要素になってきます。

  このような体験の広がりと深みが、企画力の育成に大きな影響を与えるのです。

 

「久恒啓一の学びの軌跡 図解編」(毎週木曜日発行)
編集責任者:久恒啓一
発行元:久恒啓一 図解WebSite http://www.hisatune.net/
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