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講演録(仙台稲門会)がありました(鈴木誠一さんまとめ)
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2002/11/4 (月) 08:02:52
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久恒啓一
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雑感76
<図解コミュニケーション
(図で考える人は仕事ができる。)>
図解マネジメントとは、図で考える事であり、仕事の革命であり、
生活の革命である。仕事、人間関係、恋愛関係までも、図解してみる
事で、本質が見えてくる。図解すると、自分の意見、考え方が必ず
入ってくる。関係がきちんと描けない部分が疑問で、関係に対する
見解が違う部分が批判である。
図解ドラッガーで発見した事は、マネジメントの要諦は、セルフ
マネジメントであり、 セルフマネジメントの要諦は、タイムマネジ
メントである。
図解の力がいかに効果的で効率的が、実践している名経営者に、
ジャックウェルチGE会長、セコムの飯田会長がいるが、まさに、
図解仕事人である。
我々は、いかに学校教育の中で、多くの揮発性の知識を学んで
きた事か。世に万巻の書を読んだ愚か者がいかに多い事か。深く
処理しない事は、覚えないし、身につかないし、一切無駄である。
文章では、矛盾や、あいまいな事も、レトリックで、誤魔化す事
ができる。図解する事で、自分なりの考えが深く認識される。文
章は、誤魔化しがきき、コミュニケーション効率が悪い。文章で
は、わかっていない事も、わかっているような風に書く事ができ
る。図解は、自分を誤魔化せない。文章における箇条書きは、
各々の優先順位、因果関係がわからない。図解では、体系の中に、
情報を取り込もうとする。違う要因が入る事により、体系がより
充実する。文字の中で、図を浮かび上がらせる。キーワードを抜き
出し、本質を際立たせる。一目瞭然の情報の地図を描く。全く新し
い図を作り上げる事が、創造である。図を改善する事が、システム
を改善する事である。
自ら主体的に考える問題意識がまず必要である。大事な事は、
自分の頭で考える事である。図で表現しようと強く思う事がまず大
事である。理解できた事しか、図解できないはずである。一般に、
個別のキーワードをバラバラに知っているが、体系化していない。
図解で体系化する事によって、自然と自己表現が力身につく。自
分でわかったと思っていても、表現、説明できないものは、真に
わかったとはいえない。真にわかっているという事は、いつでも
どこでも再現できる事である。この再現可能性の自己表現力は、
図解によって、磨く事ができる。
図解していると、矢印がつながらないところがでてくる。ほとん
どの専門書は、わざとむずかしくして、読者を突き放して書いてい
る。文章に図を入れていくと、楽しさを発見する。読者は、目で読
むことは、楽であり、楽しい。イメージ、図、絵が、先に脳に入る。
全体をつかむ力、新しいものを結合する力が大事である。構想力、
企画力をいかにして養うか。寺島実郎氏は、構想力は、歴史軸と地
理軸も基にして考えるべきとしている。全体を一目瞭然に俯瞰でき
るような図を描き、自己表現力を養うべきである。図解コミュニケ
ーションを仕事、人生そのものに役に立てる。
まず今日から、自分の仕事に対して、図解の習慣をつけたい。仕事
の出来る人は、まさに、図解コミュニケーションの達人である事はう
なずける。イメージが浮かんだらすぐに図解する習慣をつけたい。
鈴木誠一拝、2002年、10月5日(土)記
10月月例会での久恒啓一氏の講演より。
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