| こんにちは。私は千葉県の高等学校で英語を教える者です。久恒先生の著書を読ませていただきました。ニュートラルな視点から、すっきりとまとまった内容で、是非先生とコンタクトを取りたいと思い、このホームページを覗いた次第です。糸永さんの書き込みに励まされ、自分の知っていることを書いてみようと思います。
英語圏では(久恒先生の図解とはちょっと違うようですが)図解はmap, mappingと呼ばれており、相当数の教員の教室で日常的に使われているようです。1980年代からsemantic mappingという名で広まり始め、現在はmindmapping, concept mappingという作図方法に落ち着いています。 semantic mappingは、客観的な事実の記録、つまり、物語をまとめる、動物の習性を記録する、史実をまとめる、音楽用語のノートをつくる等々です。これらに混じって、作文の下書きをする−自分の言いたいことをまとめるという使い方があったのですが、これが発展して「自分(の考え)」を中心にmappingしていくmindmapping, concept mappingになっていったと思われます。
mindmappingはアメリカのTony Buzanがregisterしている名称で、彼はこのmindmappingを理論付けから応用まで徹底的に研究しており、おそらくは世界で第一人者ではないかと思います。その名もMindmappingという本が出版されています。すごくよくまとまっていて、これ1冊読めばokだと思っていたのですが、そんなときに久恒先生の著書を目にしたわけです。注)翻訳が出ていますが、内容が大幅にはしょってあり、説得力に欠けます。訳もお粗末。田中某氏の主催する速聴プログラム関係の「バイブル商法」の本に成り下がっています。要注意
長くなりましたのでまた。
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