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[3364] Re:朝日新聞(日)に書評(勉強してはいけない!)コメントをつける 削除
2003/12/1 (月) 19:52:06 根岸 昌
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▼ 久恒啓一さん
> カジュアル読書欄 書評(作家 高任和夫)
> 本の写真付き。
> --------------------------------
> 勉強してはいけない!
>
>   混迷の時代だ
>   現場にでよう
>
> 「勉強してはいけない。すればするほどバカになる」
> こういったのは、本書によれば「知的生産の技術」
> の著者である梅棹忠夫氏らしい。
> このことに早くから気づいていた人に司馬遼太郎が
> ある。帝国大学は西洋文明の配電盤の役割を担って
> いたが、いまやその指名は終わったのではないかと、
> 何かの本に書いていた。学者や官僚、そしてこの国
> のリーダーたちはm配電すべきものを失っているのだ。
> 日本が近代文明にキャッチアップし終えたとき、
> その果てにあるのは、途方もない混迷なのである。
>  現場に出よ、と著者は言う。その通りなのだ。
> 「解」は現場にしかありえない。そしてたとえば
> 「運」とうもの。成功した経営者は自分で運が
> 強いと思い込んでいるのだ。
>  誰にでも運はめぐってくるのである。それを
> つかめるかどうかは、自分が運がいいと思っている
> 人間だけだ。こんなことは現場で働いた経験のある
> 人なら、じつはみな知っている。口に出して
> 言わないだけだ。
>  著者はサラリーマンの経験があるゆえ、その
> 機微を伝えようとしている。三箇所か四箇所、
> 私は感嘆した。そういう本なのである。
> (青春出版社・1400円)
> ---------------------------------------------


本当に勉強してはいけないのか否か難しい問題ですが、勝海舟が「理屈は、死んでいる。」と
当時の評論家を批判していました。
現場で考えることは、民間企業や地方自治体(長野県、宮城県、
和歌山県、ニセコ、等)で既に実践していることをあらためて
気づかせてくれた書物だと思います。
また、【インド象】を学術書だけで研究・議論して
その生態を論文として発表したものと、
実際、インドに行って、【インド象】を見て嗅いで触って
と五感を使って観察して、学術書を読んで議論し発表してものと
どちらが、役に立つ研究かという事では、ないか?
話が飛びますが、あの「伊達 正宗公」も本(四書五経等)を片手に「いくさ」に出かけたと伝えられています。
やはり、現場で考えて、試行錯誤して勉強し、答えを得ることを
日本人は、昔から行ってきたと思います。
現場で考えることとそれを学際的に研究することが大切である。
私は思います。
雄藩とされるところは、皆、藩校で「{漢文等}読み・書き・算盤」
みっちり教育を受けて、優秀な藩の人材を育成してきたのでは
ないだろうか。

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