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[3694] 私の・・・「教師に見える」教師像コメントをつける 削除
2004/2/25 (水) 15:40:42 つねとみ@知研ディジタル分科会HomePage
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皆さんの感想を拝見して、まるで自分も講演会場に
いるようです。熱気が伝わってきます。

▼ 佐藤絵里子さん
> 私は、人と違う発想ができる、個性をもった子どもを育てていきたいと思います。また、私自身も人と違う発想を持ち、個性的な教師になりたいです。教師に見えない教師…私の昔からのモットーで、よく「教師にはとても見えない」と言われます。そのことが嬉しかったりするのですが…。

私は大学時代、「とても人に教えるなんてできない」と思って、教師になることなどはなから思いもよらなかったのですが、40歳が見え始めた今になって、「教師になりたいなぁ」と思うことがあります。

「子供は勝手に育つ」というか、そう言う種子を自ら持っていて、ほんの少し、水の量や風に注意してあげる心遣いを持ち合わせていれば、後は燦燦と降り注ぐ太陽が育ててくれる。ふと、そういう想いに駆られます。

30年近く昔の小学校の先生の顔を、今でもありありと当時のままに思い浮かべることができます。それは、その先生から習った国語や算数の授業じゃないんですね。

劣等感が強くて、それでも負けず嫌いで必死になって勉強して、ちょっと人より成績が良くなったと有頂天になりかけた小学校卒業式の日、先生から頂いた「人に勝つより自分に勝て」と書かれた色紙。

卒業10年後に、両親の相次ぐ病気、父親の死・借金。
半身不随の母親を抱え、住む家を無くし・・・
「疲れた、もう死んでもいいか・・・」

その時に色紙を見つけ(それまではもらったことなど、すっかり忘れていて)、その瞬間のうれしさというか、感動を思うと、今でも震えが止まりません。

「先生の声が聞こえた!」こぶしを握り締め、歯を食いしばって、「これをバネにしてみせる」とそう誓いました。

「時を越えて、生徒の人生を支える」
若い教師の皆さん、そういう教師を目指して下さい。
(ちなみにその先生、当時27歳くらいだったと思います)



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