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2002/6/25 (火) 15:02:09 久恒啓一
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2001年からずいぶん思考法,問題解決法の本が出版されてきたが,もう,そろそろ終わりだろうか?著者の久恒啓一氏の本と最初に出合ったのは「コミュニケーションのための図解技術」(1995年,日本実業出版社)だったと思うので,もう12年前である.この間,さまざまな形で図解の有用性をを訴えられる本を出版されており,そのうちの何冊かは読んだ.久恒啓一氏がなぜ図解にこだわれているかは本書をお読みいただくことにして,この本そのものは一連の活動の集大成のような本である.図解の大切さ,問題解決への貢献の大きさ,構想力の源泉になることや,どのように図解すれば良いかが整理されて述べられている.
 「コミュニケーションのための図解技術」に感動した理由は単純なことであった.それはこの本(だったと思う)のどこかに,「図にかけないことは理解できていない」というフレーズがあり,なるほどと思ったことである.分けることができないものは分かったとはいえないというのもよく言われる.MECEなんかはまさにそうであろう.図にかけるというのはもう一つ,レベルが高い理解のように思える.
 もう,思考法本は厭きたという方も,最後の一冊にこの本を読んでみられてはどうだろうか?きっと新しい発見があると思う.

http://www.infoscape.jp/b-forest/ps1.htm

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