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久恒先生に福岡から報告です。
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2002/11/19 (火) 00:24:19
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藤木克也
E163133.ppp.dion.ne.jp / Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.0; Windows 98; DigExt)
先日投稿した福岡の藤木です。久恒先生とメールでお話しできるなんて光栄です。
実は、社会科の授業でイメージ図を使った交流ができないものかと以前より考えていたのです。そのわけは、指導要領の改訂に伴う社会科の時数の削減と、これまでの授業の反省があるからです。1つの小単元を8〜10時間で構成しなければならず、これまでのような壁新聞やパンフレットなどによる表現物の作成は時間がかかる割に考えを作れないことが多かったのです。また、今回の社会科の学習では「小石原焼が350年も続いているのはなぜか」という学習問題を設定したのですが、これまでの学習ではその理由を「人の力」か「自然の力」かと2つに分けそれぞれの予想にしたがって追究してきました。しかし、最初に人と考えた子どもはどんなに自然の力を説明しても、理解できなかったり、意固地になって認めようとしなくなったります。考えを2つに分けることで活発な交流を仕組もうとするあまり返って本質を見失ってしまうことが多かったのです。しかし、これは考えの違いではなく視点の違いではないか、本当は両方の事実をしっかりと認識した上で考えの交流を仕組むべきではないのかと考えました。
しかし有効な方法が見つからず考えあぐねていました。子どもたちが無理なくしかも分かりやすく考えの違いを交流するために何がいいのか・・・図を使ってみようか・・・しかしどんな図にすればいいのか・・・・と考えていました。そんなときふらっと立ち寄った本屋で私の目に飛び込んできたのが、久恒先生の「図で考える人は仕事ができる」という本でした。私にとって運命的な出会いとでも言うのでしょうか。それまでもやもやしていたものが一気に晴れて行くようでした。早速指導案を作成し、公開授業でその是非を問いました。さらに、教育実践論文もかき提出しました。子どもたちの全員が自分の考えを見事に図で表現しました。これまでとは違って、一部の子どもだけが発表する授業ではなく、全員が図解故に活発に交流できました。(しかも短時間で)他のクラスでも同じでした。子どもたちの感想も「図は楽しく、分かりやすい。」「いっぱい発表できた。」「友だちの考えが分かってすごくやりやすい。」などでした。私は先生の言われるとおり、大変有効であったと感じました。しかし、社会科の教師からは数学のようでいいとは思えない。抽象的になりすぎる。キーワードだけでは分からない。等の言葉が寄せられました。久恒先生ならこんな時なんと言われるだろうかと考えながら協議会で図の有効性を力説しました。伝えると言うことは難しいと感じます。今後さらに勉強していかねばと思います。久恒先生、今度福岡で講演してください。
それに福岡の富山さん近くなら図解の話でもしたいですね。
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社会科の授業でイメージ図を使った交流
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2002/11/19 (火) 08:19:29
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久恒啓一
211.120.104.2 / Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 5.5; Windows NT 5.0)
▼ 藤木克也さん
藤木さんの奮闘ぶりが目に浮かぶようです。
福岡は大学時代を過ごした懐かしい街なので
機会を見つけて行きましょう。
こういう実践例の報告は嬉しいです。
私のメルマガでも紹介させてください。
名前は伏せますので。
メルマガへの登録もしておきますね。
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