久恒啓一図解Web:久恒サロン

[3761] 進路指導と図解

▽ 2004/3/12 (金) 01:43:55 ▽ 糸永　伸哉

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私は現職の高校教員で、現在は研修で大学院生をしております。専門教科の勉強の傍ら、せっかくの時間に何か現場に活かせる勉強はないかと考えたときに、最近のコミュニケーション力が低下しているように思える高校生を対象に、何かの形で個人的に興味のある図解が使えないだろうかということを思いつきました。特に、うちの高校などは田舎にありますので、いまだに進路指導というと何人国立大に押し込めるかというようなやり方にしかならないのですが、もっときちんとライフプラン的な形で図解を使った現状把握・将来設計といったものができないのだろうかと考えています。確かそのような応用の仕方も久恒先生の研究の範囲内だったと思うのですが、そのあたり、今後の学習・研究の進め方、学校での実践例（あれば）など、どなたかコメント・アドバイス等いただけると幸いです。

[3767] Re:進路指導と図解←思考力を鍛える

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▽ 2004/3/13 (土) 01:48:52 ▽ つねとみ＠知研ディジタル分科会〔HomePage〕

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▼ 糸永　伸哉さん

糸永さん、はじめまして。知研の福岡支部で図解思考塾を主催してます、常富と言います。

> 私は現職の高校教員で、～
>最近のコミュニケーション力が低下しているように思える
>高校生を対象に、何かの形で個人的に興味のある図解が
>使えないだろうかということを思いつきました。
>～
>もっときちんとライフプラン的な形で図解を使った
>現状把握・将来設計といったものができないのだろうか
>と考えています。
>～
>そのあたり、今後の学習・研究の進め方、学校での実践例
>（あれば）など、どなたかコメント・アドバイス等
>いただけると幸いです。

私自身、図解をしながら現在（38歳）から先のライフプランをしているのですが、ライフプランを本当に考えてほしいなぁと思えるのは高校1年生です。

中学では早すぎるし(出来る子もいるけど)、大学(特に3年以降)では就職対策になり、選択肢が狭まるし。

そういう意味で高校の教員として取り組もうとされる方には大いに頑張っていただきたいと思います。

図解とは直接関係ありませんが、私が受験した久留米大学付設中学は、中学1・2年生で自分で決めたテーマに基づいて、卒業論文を100枚以上書くそうです。
東大合格者数もさることながら、医学部志望の学生が非常に多い。勉強するモチベーションが非常に高いのは、こういうところにも原因があるのではと思います。

図解することは思った以上にエネルギーが要ります。

「新聞の社説を図解する」と言うことに取り組んでいますが、社会人でもかなり苦労しています。

『思考力』を鍛えるソフト、それが図解です。

「自分の仕事を図解する」「自分の人生設計を図解する」

[3768] Re2:進路指導と図解←思考力を鍛える

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▽ 2004/3/13 (土) 02:06:03 ▽ つねとみ＠知研ディジタル分科会〔HomePage〕

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途中で送信してしまいました。

> 『思考力』を鍛えるソフト、それが図解です。
>
> 「自分の仕事を図解する」「自分の人生設計を図解する」

一足飛びには行かないと思いますが、自分の興味があることから図解を始めたらいかがでしょうか？

私は35歳を過ぎ、発明・特許の方面にかなり傾倒して、それを今後のライフワークに考えているのですが、今思えば、小学校の確か6年生の時の自主研究発表会で戦艦大和の船体解剖図を描いたのがきっかけのように思います。

もう、とりつかれたように没頭して生まれて初めて徹夜しました。結果は金賞でした。

それから技術者・設計者になりたいと思い始めました。
だから自分から難関私立中を受験したいと思ったんでしょうね。

若くして自分の進むべき道を見つけられるのは幸せです。

[3771] Re2:進路指導と図解←思考力を鍛える

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▽ 2004/3/13 (土) 07:24:34 ▽ 糸永　伸哉

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丁寧なアドバイスありがとうございます。私自身は実は現在ネットの図解塾に参加していて、課題を図解する練習をしています。また、大学院で読む文献を極力図解化して記録を残すようにはしていて、おっしゃるように図解すること自体に労力はかかるけれども、理解の促進や、記憶の保持に大変効果があることは日々実感しています。図解塾の方が一区切りつきそうなところで、自分なりに次の展開を考えたときの、ライフプランでした。大学院での研究の傍らにはなりますが、図解でのライフプランについて研修する方法を模索しています。とりあえず、久恒先生の著作をあたってみようと思っています。

[3773] 図解思考塾

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▽ 2004/3/13 (土) 09:09:11 ▽ つねとみ＠知研ふくおか〔HomePage〕

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▼ 糸永　伸哉さん
糸永さん、インターネット図解塾に参加されていたんですね。私は前の6期生です。図解を始めたきっかけは私のHP　(http://www.ever-rich.info/index.htm)を見ていただければと思いますが、自分のライフプランを模索中に久恒氏の著書とであったことです。
インターネット図解塾と福岡での図解思考塾で分かったことですが、「与えられた文章を分解して図解する」のと「自分で一から図解する」のは違うと言うことです。
当然、最初は前者からスタートしますね。でも、後者が出来ないと本当の意味でのライフプランは出来ません。
社会に出て痛感したのは「正解がない」ということです。つまり、誰かが決めてくれた「正解」を効率よく記憶して、問われた時に「はい、これです」で終わりではないことです。

[3774] 図解思考塾、つづき。

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▽ 2004/3/13 (土) 09:24:53 ▽ つねとみ＠知研ふくおか〔HomePage〕

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▼ 糸永　伸哉さん

> インターネット図解塾と福岡での図解思考塾で分かったことですが、「与えられた文章を分解して図解する」のと「自分で一から図解する」のは違うと言うことです。

高校の教育の現場で図解を実践する場合、前者のスキルは当然活きてきます。課題を効率よく記憶すること。情報を整理し、必要な時にアウトプットできること。あって邪魔なスキルではありません。

それから後者、ライフプランを図解する力を付けるためには、社会人、特に独立創業者とディスカッションする場を持つことです。

研究所や著書の中の情報はその時点ですでに「過去」の情報です。実際に生きて動き回っている「問題」を捕まえることです。

その力を身に付け、教育の現場へ持っていくことが出来れば、子供たちの可能性が大きく変わるのではないでしょうか。

期待しています。

[3778] Re:図解思考塾、つづき。

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▽ 2004/3/14 (日) 01:41:37 ▽ 糸永　伸哉

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貴重なアドバイス本当にありがとうございます。

> > インターネット図解塾と福岡での図解思考塾で分かったことですが、「与えられた文章を分解して図解する」のと「自分で一から図解する」のは違うと言うことです。
>

このあたり、本当に痛感するところです。

>
> それから後者、ライフプランを図解する力を付けるためには、社会人、特に独立創業者とディスカッションする場を持つことです。
>
> 研究所や著書の中の情報はその時点ですでに「過去」の情報です。実際に生きて動き回っている「問題」を捕まえることです。
>
> その力を身に付け、教育の現場へ持っていくことが出来れば、子供たちの可能性が大きく変わるのではないでしょうか。
>

大学院に身を置いて、それこそ「過去の情報」とたわむれながら、「ライフプランを」などと言いながら、どこか尻込みしている自分の姿を見せられた気がします。
できるところから、少しずつでもやっていきます。

[3779] 進路指導と図解

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▽ 2004/3/14 (日) 06:06:49 ▽ 久恒啓一

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▼ 糸永　伸哉さん

最近、各地の教育センター等から呼ばれることが
多くなってきました。
山梨県、奈良県、岡山県、群馬県、仙台市など。
図解コミュニケーションを用いる教員が増えて
きていることを実感しています。

また、来週には親子で始める「図解」の教科書という
謳い文句で本を出します。参考にしてください。

　「頭のいい子は図で育つ」（全日出版）

また、キャリアカウンセラー伯楽も大いに役に
立つでしょう。この資格は高校の先生も多く
取っています。
このホームページの「キャリアの杜」から入れます。

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