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本業と趣味との妙なる関係−−野田一夫先生講演会
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2005/1/19 (水) 07:20:35
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久恒啓一
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理事長をしているNPO法人キャリア開発研究機構の例会の講師に恩師である野田一夫先生(宮城大学初代学長)をお招きした。抱腹絶倒、味のある素晴らしいお話だった。終了後、仲間の理事たちと一緒に食事会を催したが、談論風発、豊か時間となって、みんなやる気になった。以下概要
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・CARRIERは運ぶ人。運送業者、感染症保菌者、伝書鳩
・CAREER(カーリアと発音すべき)は、経歴が実質的価値と なるような職業、年季を経なければ一人前になれないよう な仕事
・人間がその能力を本当に発揮できるのは、出自や学歴と関 係なく、カーリアと呼ぶに足る職業的知識や経験の蓄積を 通してだけである。
・趣味こそは個人を社会と結びつける貴重な補足的媒体であ り、ロクな趣味のない人間はまず例外なく魅力のない人間 だと断言できる
・カーリア(本業)と趣味(遊び)とは極めて矛盾した関係 にある
・本業と趣味との矛盾した関係から人間が解放されるには年 をとる必要がある。「本業を立派に果たし終えている=カ ーリアを完成させている」ことが第一前提。外からの力で はなく自分の意志で本業から身を退くことが第二前提だ。
・そこに「人間は引き時が難しい」という至言の真意があ
る。
・周囲とくに関係のあった外部とか後輩から惜しまれつつも く身を退いた人の中で、その後の人生で哀れをとどめた例 を私は知らない。
・対照的に政界や業界や会社のドンと呼ばれていながら晩節 を汚した面々だ。
・「退き時」を見失ったために、本業と趣味を両立させて生 きる「理想的な第二の人生」を享受する機会を逸したとい う意味で、哀れな輩というべきだろう。
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・坊主、医者、教授は金を払う側がお礼をいう「反資本主義 的職業」だ
・ニートのように統計的事実を過大に信用してはいけない。 一人一人違う。若者を恐れよ!
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