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[629] 新しい地図学のイメージは?コメントをつける 削除
2002/6/23 (日) 12:44:50 水谷一彦
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従来の地図の使命は地名の位地探しの断片的なものが主流
でしたが、これからは、様々な情報を有機的に結びつけて図化する
ことにより、地図上から新たな地域情報(地域構造)を導き出すこ
とが重要になると思います。だから地理学も暗記物では進歩は無く
なるでしょう。その考えるための図化(地図化)が新しい地図学だと
思います。小生、S22生まれの団塊の世代ですが、百科事典の地図、
教育用地図帳の編集を中心に30数年すごしてきましたが、最近、
百科事典もテキストよりも、図版中心にしたほうが理解度が増すの
ではと考えるようになりました。百科図典ですね。
鳥瞰図は過去においては「吉田初三郎」なんてすごい人がおりました
が、現在でもCPを半分使用して残りを絵画的に描くひとが何人か
いらっしゃりますね。科学と芸術の結晶ですが、そこにさらに地域を
とらえる地図(地理学)の目が加わるとさらにいいですね。
地図=測量(科学)だけではなく、それはほんの一分野だという認識
が大切だとおもいます。
 現在、地理学科の学生には「何でも地図にしろ」といっておりますが。


[630] 百科図典コメントをつける 削除
2002/6/23 (日) 13:03:07 久恒啓一
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▼ 水谷一彦さん

大いに共感しています。
私がやりたいのも百科図典ということでしょう。

地理学の人に鳥瞰図絵の情報を求めたら、
あれは科学ではないので、地理学の分野
では研究している人はいないとの回答を
もらって驚いたことがあります。
正確性という観点でしか、物事を考えない
ということでしょうか、違和感がありますね。
絵は写実を基本としていますが、そこに初三郎
などは情報を入れてデフォルメした、それが図でしょう。
したがって、図絵というようになったのでは
ないかと思います。
政治も経済も社会も全体構造と部分同士の関係こそが
重要であり、
したがって図にならざるを得ないというのが
私の考えです。
さまざまな分野でこういった考えが浸透すると
気が楽になるんですが。



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