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[771] 大学教育学会第24回大会始まるコメントをつける　削除
▽ 2002/7/13 (土) 05:37:55 ▽ 久恒啓一
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本日から明日にかけて大学教育学会
第24回大会が宮城大学で行われます。
台風一過、いい天気に恵まれました。
お誘い合わせにうえ、お越しください。
市民の方は無料です。
[779] 大学教育学会第24回大会終了コメントをつける　削除
▽ 2002/7/15 (月) 07:07:37 ▽ 久恒啓一
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仙台は木曜日に台風が襲い被害が出ましたが、梅雨空を一掃し
週末だけは晴れました。土日は大学教育学会の第２４回大会が
宮城大学で開催されたので実行委員長として本当に助かりました。
日曜日の夜からまた雨です。
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この大会では、統一テーマとして「総合的な学習と大学教育」を
掲げました。今年度から総合学習が始まって関心が高くなっている
からです。大会への会員の参加は有料でしたが、小学校・中学校・高校
の教員の方や市民は無料にしたこともあり、盛況のうちに終わりました。
初日の午前中は「自由研究」、午後は総会をが終わった後、「特別講演」です。
文部科学省のスポークスマンで有名な寺脇研さん（現在は大臣官房審議官）
に「総合的な学習導入の意義と展望」というテーマで１時間半お話いた
だきました。業者テストを廃止し偏差値を追放したりした文部省の
改革派の代表で、テレビや新聞にも頻繁に登場する方です。
講師の紹介は私が行いました。映画評論家、愛称ワッキーなど、、。
総合学習は「貯める」学力から「使う」学力への転換がテーマである
という趣旨の発言など、文部科学省の考え方を存分に語っていただき
ました。話がうまく、３５０名の聴講者は熱心に耳を傾けていました。
（講演の始まる前、３０分ほど寺脇さんと二人で話をする機会があり
ました）
その後行われた「ラウンドテーブル」という新しい形式の議論の場で
は１１の場が設けられ、各部屋を覗いてみましたが、活発な議論が
展開されていました。
酔いと笑いに包まれた楽しい情報交換の場となりました。

翌日は、「総合的な学習」を巡るシンポジウムが二つ連続して行われ
ました。午前中は、「総合的な学習」の現実というテーマで、仙台の
高森中学校（千葉先生）、仙台白百合中学校（佐々木先生）、
宮城野高校、仙台第二女子高、そして東京からは自由学園（矢野副学園長）
の方々から発表をしていただきました。どの学校の
発表も素晴らしく、それぞれ深い感銘を聴講者に与えた様子が印象的で
した。素晴らしい実践発表で、この大会のハイライトでした。
午後は午前中の発表を踏まえて「総合的な学習」と大学教育という
テーマで学会会員の方々のシンポジウムです。学力低下問題、入試、
生き方論、などが話題になりましたが、大学教育の現実が見えた形と
なりました。
今回の大会は、ラウンドテーブルという新しい方式で学会の今後の方向
を探ろうというやり方、「総合学習」をテーマに据えて中学高校と大学
との連携の道を探ったこと、市民に開放された開かれた大会を目指した
ことなどチャレンジングな試みを行いましたが、総じて目的は達したの
ではないかと思っています。大会の運営は学生諸君が担当しましたが、
テキパキとした動きは参加者からも好評でした。ありがとう！
私自身も、学会大会の実行委員長を経験し、得るものも大きいものが
ありました。企画案の提出、理事会での議論、講師への出講依頼、
大会の運営準備、実行、マスコミ対応などを経験しましたが、大学教育が
置かれている現状や今後の方向などを考える良い機会だったと感じて
います。ヤレヤレ、、、、。
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