平成11年2月18日 日本経済新聞
「自分史パソコンで簡単に」
能開生涯学習研究所ナムコとソフト販売
 宮城県を中心に学習塾を展開する能開生涯学習研究所(仙台市、沼田芳夫社長)は、自分史の作成を支援するパソコンソフト「自分伝説」を開発した。社会的な事件や文化世相を記した年表に自分の人生のエピソードを挿入し、一冊の本に仕上げる。ゲーム機大手のナムコと組み、四月から全国販売する。
 ソフトは「いつどこで生まれましたか」など自分史作成のヒントとなる質問に答えると、その事項が年表にはめ込まれる仕組み。焦点を当てたいエピソードには当時の写真や手紙などをスキャナーで取り込んで添える。恋愛史、仕事史などテーマごとの自分史も作成できる。画面の中でナムコのキャラクター「パックマン」が案内役を務める。
 価格は九千八百円。初回発売数は五千セット。書店やパソコンソフト店でナムコブランドで発売する。中高年向けパソコンセミナーの題材として使えるため各地の商工会議所などにも売り込む。
日本経済新聞社提供

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