東北通産局編・平成十一年版の「東北経済のポイント」がこのほど刊行された。最新データに更新する形で毎年発行しており、今回で十一冊目。宮城大学の宮城総合研究所の協力を得て、単純な全国比較にとどまらず、世界と東北などの視点を加えたテキストに仕上がった。
　「ビジネス・リクルートに必携の一冊」をキャッチフレーズに、企業や業界だけでなく、大学生の資料としての活用も意識した”作品”。人口、投資、倒産、サービス業など十七項目にわたって、各種資料をわかりやすく見せている。
　定価は千五百円（消費税込み）。政府刊行物センター、仙台市内の主要書店で販売しているが、東北産業経済調査協会（電話＝０２２−２６７−０６５８）からの郵送も可。三千五百部発行。
　なお、三月十一日午後一時三十分から、ＪＲ仙台駅東口のホテル仙台ガーデンパレスで、同冊子などをテキストにした「東北経済セミナー」を開催する。講師は宮城大学の久恒啓一教授と同局の小風明総務企画部長。参加費は千五百円（”ポイント”は実費）。申し込みは三月一日まで協会が受け付けている。（仙台発）