手帳でビジネス自分史をえがいてみよう、と提唱しているのは宮城大学教授の久恒啓一(ひさつねけいいち)さん。「これまでの過去の自分史(自慢史)とちがって、手帳の記録を活用してまとめるビジネス自分史は、書くことによって自分を正確に見つめ、未来を探るもの。自分の将来を開くため、仕事暦に油を差し、能力を磨き、活性化させていくための未来史ともいえます。
これまでの記録するだけの手帳ではなく、手帳を使って自分史を描き、未来を切り開く新しい手帳活用法は、安定した大企業でも明日は分からないという厳しい時代を生き抜くビジネスマンにとって、一考の価値のある提案ではないでしょうか。
手帳とは“手に入る帳面”と書きます。この小さな手帳の中には人、物、金、時間、情報という自分自身の宝物が詰まっています。住所録は人情報、スケジュールは時間というように、ビジネスマンにとって重要な資源となります。
人はだれでも、細い人間関係の糸で結ばれて生きているようなもの。それだけに、いつも人間関係を大切につなげていく努力が大切。いつも手帳を見ることで、予定を立て、行動を起こすことができます。手帳を見るということは自分自身の生命、人生、生活を直視することに通じます。
「手帳を通していつも生き生きと充実した人生を送る、そんなライフコンシャス(人生を意識した)な生活のために手帳を活用してみてはいかがでしょうか」と、久恒さんは自分自身の能力を向上させるための手帳活用法を熱く語ってくれました。
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