県教委は、県図書館(仙台泉区)を平成12年度から祝日も開館する方針を決めた。祝日開館などを提案していた「県民サービス向上委員会」(委員長・久恒啓一宮城大学教授)に対して、18日までに回答した。県教委は「以前からの検討課題だったが、委員会からの提案もあり、実施に踏み切ることにした」(障害学習課)と話している。
県図書館は現在、月曜日と祝日が休館日になっている。利用者から祝日開館を望む声も出ていたため、本年度はこどもの日(5月5日)と文化の日(11月3日)を試験的に開館。それぞれ2,919人、2,163人が利用した。
県民の視点で行政サービスの向上を目指すために県が今年5月に設置した、「県民サービス向上委員会」は10月第一弾として、祝日開館や閉館時間の見直し、職員の機動的配置など県図書館のサービス向上策を提案。県と県教委に対し、具体的な取組みの検討を求めていた。
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