2000.6.17
I・ネットで仲間づくり 県青年の家で体験講座
 入門者から中級者までが一緒にインターネットを体験する「現代青年ホップ・ステップ講座」が、天童市の県青年の家でこのほど開かれた。参加者たちは1泊2日の日程でホームページ作成などに挑み、親しく交流した。
 県青年の家(宝崎幸雄所長)が主催し2年目。若者の関心を調査し、これに沿って専門の講師を招き、講座を開いている。今回のテーマは「マルチメディアが切り開く仲間づくりの世界」。公務員や教員、会社員ら20人が受講した。
 初日は、久恒啓一宮城大学事業構想学部教授が「現代青年のライフデザインに役立てる図解法と情報表現のノウハウ」と題して基調講演。久恒教授は「物事を分かりやすく説明するには文章よりも図解がベター。自分の人生や経歴など何でも可能だ。ホームページで情報発信する際にも、図解の果たす役割は大きく、多用してみるべきだ」と説いた。
 この後、参加者は入門、初級、中級の3コースに分かれ、山形市のNTT山形支店などに移動してインターネットに挑戦。入門クラスはメールの作成や交換、初級クラスは簡単なホームページ作りに取り組んだ。
 夜は、青年の家でバーベキューを味わいながら交流パーティーを楽しみ、講師を交えて意見交換し、友情を深めた。県青年の家は「アドレスを交換し、その後メール送信の約束をした参加者もいた。全国的には顔が見えない特性のため、トラブルも発生しているが、安心してメールが送れる仲間づくりも大切。有意義な講座となったようだ」と語っていた。
山形新聞

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