2000.9.27
自分を輝かせる プレゼンテーションの技術(9)
図解文章法のススメ 論理性もった表現が可能に
 「文章を書けない」というのは、多くのビジネスマンの共通の悩みになっています。それはなぜでしょうか。
 1つは形式の問題です。社内の業務連絡用の文章は、心理的バリアーが比較的少なく書き始めることができると思います。それはタイトルの書き方、文章の書き出し、文章の止め方、添付資料の紹介の仕方などの形式が決まっているからです。
 文章の形式が決まっていなくて、自由に書いてよいということになると、とたんに筆が進まなくなるという経験はありませんか。文章においては“自由”は不自由でもあります。
 もう1つは内容の問題です。文章を書くとは、答えを書くということです。答えの内容が固まっていないために文章を書けないのであって、文章術が未熟なために書けないのではありません。
 私がお勧めしたいのが、書きたいテーマについての図解をまず描くことです。図解をつくるということは、ある体系をつくりあげるということです。よく考えられた図解を参照しながら、文章化に挑戦することによって、論理性と細かいニュアンスを持った文章が誕生するでしょう。
 文章の重要さのレベルによって、図解に費やす時間や労力は変わってきますが、図解を描くことによって、ある程度の自信をもって文章化に挑戦することができるはずです。
 上の図をみながら、図解文章法に挑戦してください。
聖教新聞

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