石巻の将来像模索 「まちづくり市民会議」設立総会 |
石巻市がメンバーを公募していた「まちづくり市民会議」の設立総会が先日、同市南浜町の石巻文化センターで開かれた。同会議は月1回の割合で会議を開くなどして、市の将来像を模索する。
会員ら100人が出席。会長に元市教育長の阿部宏氏を選出、市と対等な立場でまちづくりに取り組むため、菅原康平市長とパートナーシップ協定を締結した。
会議のメンバーは会社員や大学生ら191人で、「石巻港の利用と活性化を考える部会」「少子高齢化と福祉を考える部会」など10部会に分かれ、市が抱える課題について2年間かけて話し合い、市への提言書をまとめる。
「市の財政と事業を考える会」のメンバーになった元公務員滝沢和夫さん(64)は「不況で税収が減り、国も地方も財政事情が悪いと聞いている。独自の財源でまちづくりを進めるためには、どうすればよいかを考えてみたい」と話していた。
この後、宮城大事業構想学部の久恒啓一教授が「住民参加とまちづくり」と題して講演した。 |
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