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宮城大学の学生が岩沼ガーデンシティー構想を提案
岩沼市の将来に危機感を抱いた商工会では、宮城大学事業構想学部の久恒啓一教授ゼミに岩沼市のまちづくり長期計画案を依頼。本年2月に完成した計画案が面白いと話題になっている。
久恒教授は、「ハナトピアが失敗したプロジェクトで困っているのは知っていた。学生との調査で、岩沼市で有名なのは『竹駒神社』と『ハナトピア』と言う答えがでた。竹駒神社はあと4万人初詣で客が増えれば県内1位になれる。市民が二度初詣でに行けば塩竈神社に勝てるから、来年元旦にさっそく市民で実行しようと提案した」。
「ハナトピアに関しては、悪名高くなってしまったが、それを逆手にとって利用するガーデンシティー構想を提案した。題して『岩沼全部ハナトピア』。市内も仙台空港も花でいっぱいにして全国に売り込もう、と。ハナトピアはあのまま朽ち果てるのでは困るので綺麗なペット霊園にしてはどうかという案が出た。学生の発想は大胆で斬新でしょう」と計画案に自信満々。
株主の1人で市商工会役員でもある(株)アイメル渡喜の渡辺副社長は「このハナトピアを今後どう活かすか。宮城大学の学生さんのアイディアは興味深く参考になった。私は英国のチェルシーフラワーショーのようなガーデニングのイベントを企画してはどうかと思っている。高級住宅地として売り出したらとか、雑木林を植えて蛍の里にしてはという案も聞きます」と言う。
もうすぐ春、春といえば花の咲く季節である。運営会社の破綻以来しぼみっぱなしのハナトピアは果たしていつ咲くのか。 |