本の構造を図解してみる
本には必ず目次がついています。目次は、「今からあなたが読む本は全体がこうなっていますよ」という、水先案内の役割を持っています。目次を見れば、書いてあることの概要は大体わかります。忙しい人はその目次の中で結論の部分だけを読んだり、自分が興味を持った部分だけを拾い読みしていく、という読書をしています。
いい本には、いい目次がついています。第一章と第二章との関係、これらがスムーズに理解できるよう流れるようにできています。目次も基本的には箇条書きの一種ですから、それで流れがわかるということであれば、よくできたいい目次といえるでしょう。いい本の目次を図解にしてみると、各章ごとの関係、章ごとのテーマ、全体として何を言おうとしているかということがよくわかります。
(後略)