平成十年度『図解表現と私』

事業計画学科 1年
 図解表現の授業と言うものを、大学で受けるとは思っていなかった。初めての授業に出たときはなんて楽な講義だと思っていたのに、数回でてるうちに、私の考えは間違っている事に気づいた。楽でなく楽しいものではあるが、やっている内容は奥が深く一筋縄ではいかないものだった。そして毎回の授業で配られるプリントに載っている、みんなの書いたアンケートには、すごくいい事が書いてあり、ますます自分の力の無さを実感した。このように自己嫌悪に陥っているうちに数多くの図解をこなし、着実に上手くなっている事に気づいた。こうなってしまうと、こっちのものであとはこつをつかんでスラスラと図解も文章化も出来るようになった。いまでは題材によって悩まされるものもあるが大体どんな物でもこなせるようになった。 この講義は必修にしてもいいのではないかと思うほどである。来年もタイムスケジュールが合えばまた出席したい。

事業計画学科 2年
 これまで私が図解を描こうとするときは、テスト勉強として頭の中を整理するときが主で、それ以外で描くことはほとんどありませんでした。しかもまとめようとする時は いつも四苦八苦して長時間使っていたので本当に「ヤル気」がないと出来ないと言う感じでした。しかも自分が理解するための図なので周りへの伝達能力にかける図でした。 今回の授業で自分の身の回りから図解をする事から始め宮城大学の理念、新聞記事など、 もっと理解しなければならないような分野やそれに加えて自分の中でのそれらの位置づけのようなものをどのようにしてわかりやすく相手に伝える事が出来るか等、 これまでの「図解を描く」という行為とかけ離れた事を学び、図解に対しての視点が変わりました。 図解表現は今の私にとって、とても身近なものです。ノートをとる時、周囲の人へ事を伝える時、今まで活用しなかったのがおかしいと思うほど活用できるようになりました。活用できるよう努力もしました。自分だけ理解するのではなく、全くわからない人がこの図を見てどれほど理解する事が出来るのかも考えながら描くのです。それはこれまでになかった事です。 そのことからも図解表現をする事で私の考えを人に伝えようとする意識が強くなりました。

事業計画学科 1年
 自分が授業に出るたびに図解が上手くなっているのを感じます。自分が興味を持って受けられる授業の分野に関しては「伸び」が違うなと思った。

事業計画学科 2年
 一年次の「知的生産の技術」そして今回の「情報表現論」と、約一年にわたり図解についての知識を学んだが、結論から言って、私にとって図解は描くことにより自信がつくものであり、また見る事により知識が深まるものであった。この講義では幅広い分野の図解に挑戦してみたが、先生がおっしゃっていた通り、今まで理解しにくかった文章や内容の意味が良くわかってすごく役立つなぁと身にしみて実感した。 いつも自分の図が載るようにがんばって図解を描いたが、2回も自分の図を代表例として見る事が出来、とても自信がついた。先生本当にありがとうございました。

事業計画学科 2年
 去年この授業をとらず、知的生産の技術をいきなりとってしまいました。その時図って大切ですごく便利なものなんだなぁと思いました。でも、去年のその講義だけで自分で満足できる図や自分史を書く事が出来ずすごくみんなとの差を感じました。それで今年も情報表現論をとりました。初めてこの授業をとった1年生とかは毎回毎回アンケートの中で感動した事や感激した事などを書いていて、時々私は自分は図解が身に付いているのかと不安になりました。いまは、授業がすべて終わって少しは図解が身についていたらいいなぁと思います。

デザイン情報学科 1年
  この授業が始まった時は自分の図解能力の無さにつくづく愕然とするばかりでした。しかし、徐々にまともになっていく図解を見て、少しほころんだりしました。 未だに図解表現は下手ですが自分の気づかない所で少しは進歩している事を願いたいです。授業が終わりに近づくにしたがって図解が難しかったりと苦戦しましたが、この授業を履修して良かったと思いました。

看護学科 1年
  私は図解と絵の違いが分らず、絵の苦手だった事を思い出しては「きちんと図解ができるのだろうか?」と不安に感じたものでした。 図解と絵の違いについては、けっこう最初の講義で理解できましたが、自分が本当に図が描けるようになってきたなと思ったのは、宮城大学の理念を描きはじめてからです。それまでの図解テーマ(私についての図解)では項目と項目の因果関係が薄く、図を描いていると言う実感がなかったが、矢印や流れを書き込んでいく図は図解だと思えた。 やって良かったと思えるテーマは参院選でした。一見難しく近寄り難いテーマだからこそ、自分で図にして理解できた時はとてもうれしかったです。図解能力も身についたし、がんばって出席したかいがありました。

事業計画学科 1年
  初めてこの情報表現論の授業に出た時、自分の予想をはるかに越えるユニークな授業形式に驚きました。そして自分の感性が大変鈍っている事にショックを受けました。思った以上に図を使って表現するのは難しくいかにしたら分りやすくインパクトのあるものを描けるのか分りませんでした。しかしこの授業を回を重ねるたびに、考え方がより柔軟になり、シンプルでありながらより理解しやすいものを描けるようになった気がします。そして何よりも普段の生活においてニュースや雑誌、新聞を見ていると目の付け方が図と文章のバランスなどに向くようになった気がします。これからもこうゆう所において自分の感性をより豊かにさせていきたいと思います。

看護学科 1年
  この講義を受けてきた事は私にとって良い事でした。私自身、図は高校の時のテスト勉強の時など利用していたのですがこの講義で図解の重要性がはっきり分りました。自分が使ってきた図と違っていた点は、他の人にも分るような図を書くという事です。どうやれば他の人にもわかりやすい図解が出来るか、この講義を通していろいろ考えながら図を描いてきました。なかなか自分の考えを図にまとめるのは難しく、あまり上手な(自分で満足した、他の人にも分る)図解は出来なかったように思えます。ですがこれからも図を大いに活用していくでしょう。そのうち良い図解ができる日も来るかもしれませんし。あと、この講義では時間が気にならなくて時計を見なかったような気がします。それだけこの1時間は中身の濃いものだったんですね。頭も使うし、手も動かすし、眠くもならなかったんです(私にはすごい事です)。
  一番印象深かった事は300人の学生を前にしてやったプレゼンです。あれは忘れられません。うまくプレゼンできずに今でも悔いが残っています。しかしあの散々なプレゼン以降、人の前で話すことがあまり嫌ではなくなったような感じがします。と言うか、人の前で話したがるようになったと言うか…。 私にとってはとても大きな変化でした。この講義は受けて良かったです。こんな講義のある宮城大学も、そんな講義をする久恒先生も尊敬していますこれからも図解の技を深めていきます。

事業計画学科 2年
  今までお世話になりました。図を描くのはまだ苦手ですけど図を描こうとする構成を考える事で、考え方(ここが大事)がすっきり と考えられるようになれました。 他の授業でも図を描いている人がたくさんいます。 すごいインフルエンスですね、久恒さん!! 図が上手くかけない私は頭が固いのでしょうかね…。

事業計画学科 2 年
  今までたくさんの事を図解してきてちょっとは慣れたかな、とも思うけどやはり苦手です。 図解を上手に見やすく描くためには、絵が上手なほうがいいと私は思っているので自分の描く図にはあまり満足できません。あまり文字を書かないほうが見やすくていいかなと思い、できるだけ文字を書かないようにすると、コンパクトすぎて本当に書きたい事が伝わりません。先生が選んで配ってくれた図解を見ると、意外と文字が多いので見やすくない図(私にとって)もありました。なるべく文字を少なく見やすい図を書くためにはもっと練習しなくちゃだめだな、と実感しました。 去年の知的生産の技術は寝坊したりして欠席をたくさんしてしまったけれど、今回は全部出席できたので良かったです。 自分に関係のある図(友達関係、ストレス解消法、大切にしたいもの)や、興味のある図(未来観光)は楽しんで描く事ができました。「参院選」もあまり興味はないけれど、もうすぐ有権者になるのでちょっとずつでも興味を持たなくてはと思いました。自分の図解に先生がコメントを書いて、返却してくれるともっと上達すると思います。

看護学科 1年
  今回情報表現論をとってすごく良かったと思う。最初は図を描く事さえ嫌で、まして図にするために文章を読むなんて…。とおもっていた。けれど毎回出て行くうちに、無理矢理にでも図を描いていくに連れて、前回より分りやすくきれいな図を探して描こうとしている自分がいた。何度かやったプレゼンテーションでも描きやすい図がいいのではなく、それを文章化して相手に伝える事のできる図がよりいいものだと言う事が分った。私はいまいち図を文章にする事ができなかった。みんなは文章へ直すほうが楽だと言うけれどそれはやっぱり、自分で自分の図をしっかり理解できていなかったせいだったのだろうか。けれども、図(絵)を描くことが大嫌いだった私も、それなりに絵を描き、大人数の中選ばれて、プリントに載った事もありました。書いている時にはぜんぜん上手くなった事に気づかなかったけど、今、あらためて最初の図と比べてみると、確実に進歩が見られていると思う。まだまだアイディアに乏しいけれど、これから勉強していく過程に必ず応用してこの授業で学んだ図解力をこれ以上下げない努力は精一杯していきたいと思う。最後のほうの授業には多少こなかったりもしたけれど、過半数を超える出席数はすごいことだと思うこれで、レポートなどがスラスラかけたら言う事はないが、まだそのレベルまでは達していないらしいので、ちょっと悔しかった。だから4年間でレポートを書く際には常に図解に挑戦しようと思う。

看護学科 1年
  一番最初の「私はこんな人で〜す」から始まり、実はいろいろやったなと思いました。 この間、自分のプロフィールを書く機会があって、書くべき項目がすぐに浮かんできました。
  一番面白かったのはやっぱり3回連続テーマの「宮城大学の理念」でした。図を書いている段階ではいいと思っているものが,実際相手に分りやすく、プレゼンテーションのに良い図はまた違うことがわかったし、プレゼンテーションする事で図をよりよくする糸口が見つかる事に驚いた。
  図を描くのはおもしろい、でもプレゼンテーションは難しい相手を納得させるプレゼンができるようになったらいいと思う。 いちばん最初、先生は航空会社に通っていて、ぽろっと教授になった人なのかと思ったけれど、いろんな新聞にコメントしたり、国体について考えていたりもちろん図解の技術や知識の豊富さなど、すごーい人なんだなぁと思った。一番最初の感想で自分もいろいろな事をやってみたいと書いたけど、そのとおりがんばろう。

看護学科 1年
  図を描くには文章を熟読し、完全に理解しなければ描けないので、、文章を読むのが早くなった気がするし、ポイントをつかむのも上手くなった気がする。 この授業を受けなかったら、参院選・各党の主張と公約も読む事もなかっただろうし、自分がどんどん無知になっていくのを少しはくい止められた気がする。 私は新聞を取っていないので、新聞が読めて良かったです。

事業計画学科 1年
  小学校、中学校、高校と先生の話を聞きながら、ノートのはしっこにイラストや図解を何と言う目的を持たず書いていた。黒板に書かれた文章を書くだけでは物足りなかったのだろうし、そもそもイラストや図を書くのが好きだったためだろう。私はこれで、右脳と左脳のバランスを取っていたのかもしれない。(少し大袈裟だが…) 時は移り、大学で図解表現をやると言う事になった。今までノートのはしっこにしか書いてこなかったイラストや図形たちを駆使し、すばらしい図解を作るのだと私は考えた。結果としてイラストはあまり描けなかった、だが図形においては使い方、種類の幅が非常に広がったと思う。ノートをとる時など、かなり応用させてもらっていると思う。特に強調の図形や、立体感のある矢印などは非常に重宝している。しかし現在、まだ図解だけで表現するのは無理だ。とうことで、私はまだ修行中のみです。

看護学科 1年
  私は入学したてのころにこの授業を受けて、カルチャーショックのようなものを感じました。「あぁこれが大学の授業なんだ。」と初めて感じて感激しました。これからも新しい形の授業を続けてください。
  でも私の個人的な感想を言うと、初めのうちは楽しく図解していましたが、後半はこつがつかめないままに過ぎていった気がします。残念でした。でも図解と言うものを真剣に考える事ができたので良かったです。

看護学科 1年
  この講義を聞く前までは、図解なんて簡単だと思っていましたが、講義に出てみると、とても難しい事が分りました。自分の分る内容ならどうにかなりましたが、興味のない内容や良く分らない内容については、どう考えても思いつかずほとんど箇条書きの文章のようになってしまいました。講義前に比べ、いくらかは成長したとは思いますが、他の人のようになかなか上手にはかけていないと思います。図解にはある程度のセンスと後は思いつきが大事なのではないかと思いました。今後、図を描くことがあったらこの講義でやった事を思い出しながら、参考にできるものがあれば、参考にしていきたいと思います。

事業計画学科 2年
  「情報表現論」の講義を受けて、私にとっては、やっぱりプラスになる変化があったと感じています。この講義の後に去年受けた「知的生産の技術」を受ければもっと着実にステップを踏んでいけたのかもしれませんが。「宮城大学の理念」の図解に何度も挑戦した事が忘れられません。あの時にただ図にするだけでなく、プレゼン、修正、文章か、そしてまた修正して完成させたおかげで、自分の図解の成長過程が目に見えて、うれしくなりました。「図解は一日にしてなら図」と言う誰かの言葉が身に染みました。自分では普段、図解すると言う事はないので、講義がなくなったら、せっかく少しは身についた情報表言論の技術を忘れてしまうのではないかと不安になります。でも絶対に無駄に終わらせないようにしたいと思っています。

事業計画学科 1年
  この講義に出る前から、図解を描くことで分りやすくなる事は分っていましたが、それを実行する気にはなれませんでした。しかし講義に出始めて最初のうちは、強制的に描いていたものがだんだん楽しく感じてきて、また図解を描くことによってその描いている内容が自分にもすごくわかりやすいものになり、とても為になりました。この講義で一番ためになったのは(7)〜(9)の講義の「宮城大学の理念」と言う時です。この講義で図を完成させプレゼンした事で、宮城大学に通っている意義がとてもよく分りました。

事業計画学科 1年
  初回をのぞき全部出席した。図解はどんなものにでも使えると言う事、図にも上手、下手があると言う事などを学べた。図解と言うのは、私は一つの言語であると感じた。難しい文章も頭の中で図解に直せば簡単になる。ただ私はまだ思考言語が日本語・言葉なのですぐには図に直せない。久恒先生はきっと図解が思考言語になっているのだろう。 文章を書く時に図解を思い浮かべながら描けるようになりたい。 評価 図はそんなに上手くなかったが、ほとんど出席し、図解と言うものの可能性を理解し、自分の図にも成長の跡が見られるのでAだと思う。

事業計画学科 1年
  この講義が私にとって大学においての初めての授業でした。今思い出すとあの時聞いた話は、あまり理解できてなかったように思えます。しかし今は違います。 講義を聞いていくうちに、だんだんと図解の絵が生き生きとしてきた事が、手に取るように感じられました。また、一番私にとって効果があったものは、他人とプレゼンテーションをし合った事でした。他の人は私と全く文章への入り方がことなっているので、すごくためになります。そのような刺激を受けながら私の図解の技術も少しながらでも上手くなったと思います。先日もレポートを求められたのでまず軽く題材を図にしてからかいてみたところ、今までにないほど簡単に書けてびっくりしました。この時本当に図解表現万歳と思いました。

事業計画学科 2年
  先週描いてなかったので、選挙の結果が出てから政策の図解をしたらとてもおもしろかったです。自民党の政策がまったくと言っていいほど国民に信用されていない事が分りました。やっぱり不況の影は政治家の皆さんよりも庶民がひしひしと感じていると言う事ですね。 この授業は知的生産の技術とひきつづいて履修したのですが、図解のほうはさっぱり上手くなっていません。思った事はこの手の授業は大人数でできるものではないと言う事です。この人数、この部屋、結構苦痛でした。来年は何らかの対策を練ってください。

デザイン情報学科 1年
  初めのころは何から描いたらよいのかも分らなかったけれど、最近少しずつポイントが分ってきた。これからは新聞や雑誌などの図解にも注目していきたい。 図解する事によって、政治などのわかりにくい記事も理解しやすくなる事が分った。私は政治にはあまり興味がないけれど、大学生として少しは自分の国の事を説明できるようになりたいので、図解をキーワードにして理解していきたい。

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