平成十一年度『図解表現と私』

 前期は一度も休むこと無く出席した、数少ない講義の一つだった。とても興味を持つことが出来、図解表現という今までの学校生活に無かったことを学べ、これからの勉強にとても役立つことが分かった。ほんの数ヶ月しか学べなかったが、自分で色々なものを図解することに挑戦したいと思います。2年生になれたら、ゼミに参加し、もっと深く学びたいです。

 図解表現を学んだことは、ただ相手に伝えるための図解表現技術を学んだことのみにとどまらず、図解表現にであった際、それを理解する能力が身についたことになったともいます。つまり、図説等に対して、その図の表面的な部分だけでなく、隠されている意図まで読み取る力がついたと感じるわけです。

 図解を学ぶということを知り、初めは図解を描けるのだろうかと心配だった。それに図解をすることの利点もよく解らなかった。しかし、今まで13回の講義を受け、図解の楽しさや、図解によって得るものがあるということを知り、この講義を受けたかいがあったと思う。講義の中で色々な図解に取り組んできたが、きっと、これから役立っていくと思う。また、図解表現で知った表現方法も、文をまとめたり、人に詠んでもらう何かを作成しなくてはならなくなった時に、役立てばなおさらいいだろうと感じた。

 最初の頃は、かなり抵抗感があった。今までずっと長文ばかりと慣れ親しんできていたからだ。でも、今回まで講義を受けてみて、「実は図解っておもしろい」と思うようになった。まだまだ進歩はしていない。いまだにイラストっぽくなってしまう。でも、図解は新聞など身近なところにテーマとしてつかえるものがあるので、時々やっていこうと思う。将来、私は保健室の先生になりたいので、そういう場面で生かしていけたらいいと思う。

 回を重ねていくうちに、だんだんと描きやすくなってきたように思います。図解を主とする授業などは今まで受けたことが無かったので、毎回、新鮮で興味深い気持ちで図解に取り組めました。初めの頃は図解のテーマとは関係ないイラストなどを入れてしまったことがありましたが、イラストもテーマと関連づけて有効に使えることを知りました。図解の力は他の教科やこれから医療の現場に出て行く上でどこかで役に立つものと思います。特に患者さんに何か説明する時などは、非常に役立つと思うので、様々な分野で活用していきたいと思います。

 図解されているものを見ると、頭に入りやすいと思う。図解は見やすくまとめられていて、かつ情報がきちんと入っていなければいけないと思うが、自分ではなかなかうまく描けなかった。図解する技術が身につけば、自分が伝えたいことをもっとはっきりと他の人に分かってもらえると思う。それと、他の人に伝えるためだけでなく、自分のかなで何かをまとめるのにも役立つのだから、もっと頑張って良い図が描けるようになりたい。

 普段の勉強で簡単な図を使うようになりました。それによって長々と書かれた文章を理解できるようになりました。

 前期この講義を受け続けて、図というもの自体は、あまり納得いくものができなかったように感じています。でも、変わったこともいくつかあります。一つは何か文章を読んでいる時に、自然に頭の中で図を用いて理解しようとしていること。また、加えて文章を読むことの抵抗感も少しは減ったこと。講義の中で進歩したと感じることはあまりなかったことに比べて、日常、このように、ふとした所で、役立っているということに気付くことは何度もありました。きっと図を描くことの進歩が感じられなかったのは、私の努力不足だと思います。ただ、図解表現という伝達の手段を知ることが出来ただけでも、将来役立つことは間違いないと思うし、自分次第で活用法は広げられるのだろうと思っています。

 この大学に入って、この授業を取って、初めて図解表現という分野を知ることが出来たことを、本当に嬉しく思います。大学の授業というのは専門の授業は別として、実際に自分の役に立っているのか疑問を持ってしまうものもありましたが、この授業はこれから社会に出て行く私達にとって、大変勉強になりました。この授業の影響は大きく、他の授業のノート取りに、この図解の技術を応用している友人を多く見ましたし、私の実際に活用させていただきました。これからもどんどん活用していきたいと思います。ありがとうございました。

  図解は日常生活で、すぐ近くにあったものだけれど、私は気付かずにいました。 この講義を受けて「あぁ、あった」と思いました。
 だから、近くにあって気付かなかったその図解に触れ、週に一度自分で図解作業をすることは、難しくもあり、楽しくもありました。

 図解は分かりやすく、しかも、理解させやすいので、この授業は今後ともためになるだろう。特に新聞→図にするのは役に立った。文章力うんぬんといってなにもしないより、図で理解を他方が断然よい。最初はやる気満々だったが、自分の図があまりに下手で、どんどんやる気がなくなっていった。周りの人はどんどん上達していくのに、自分はいつまでたっても上達せず辛かった。
 看護の仕事をしていく上で、自分の考えを表現するのは、とても重要なことだと思う。もっとうまい図を描けるようになりたかった。
  あまり上達しなかったけれど、この授業で学んだことはたくさんある。将来、是非役立てたいと思う。今回で最後というのは残念だ。

  これまで、自分の意見を述べたり、まとめたりすることを恥ずかしいと思って、あまりやっていませんでした。それがこの授業で、自分の思ったとおりに図解していくうちに、すこし抵抗が無くなった気がします。言葉に表しにくいことも、図解すれば伝わりやすくなるということを知りました。これからは図解の便利さを利用していきたいと思います。

 これまで、ずっとやってきて思ったことは、前より少しは描けるようになったと思うが、まだなじめていないな、ということだ。また、文章が苦手な私は文章の意味がよく分からないので、図に出来ないということも感じた。しかし、他人に理解してもらいやすいのはやはり図だと思うので、自分で出来る範囲で、図を取りいれていきたいと思う。

  図解表現の作業を通して、人によりわかりやすく情報を伝える方法を身につけただけではなく、現代社会についても自分で深く考えることが出来た。図解するということは、もう一度自分で考えて書いていくから、ちゃんとした自分の意見を持つということにつながると思う。図解表現が社会に広まることは、情報を明確に伝えることができ、今、問題になっている学生の問題の解決にもなると思う。情報表現論は私にとって人間性を深めるきっかけになったと思う。

 図解表現の技術を学習してきたわけだが、他の人の図解を見たりして、私自身はそれほど図解表現が上達したように感じられなかった。しかし、表現上ではうまくできなかったが、長い文章を書く際に、自分自身の理解のため図解してから文章を書くという技法は役立ったように思う。

  初めは図解表現がよく分からなくて、図解というよりは絵や文章になっていましたが、今は初めに比べたら、図らしくなったかなと思えるようになりました。 図解すると自分が理解していないとうまく描けないので、文章を理解する能力も身についたような気がします。
  この講義で学習したことは、これから看護婦などとして職に就いた時に役立てたいと思います。

 図にしたほうがわかりやすい。これは、そのとおりだと思う。そして、自分も他人に分かりやすく伝えることができるため、自分に分かりやすくするため、図をどんどん使いたい。ただ、図ばかりの多用だと、人間のように不安定な部分を表現できない。視角人間になってしまいそうになるので、文章とうまく組み合わせた使い方をしたい。

 明らかに、この講義を受ける前よりも文章を怖がらずに受け入れることができるようにいなった。理解力を高めるためには、こんなにも図が効果的だとは分からなかったけれど、それに気付くことができて、本当に良かった。これから、いろんな場で取り入れていこうと思う。

 文章読解の苦手な私ですが、図を描いて読み解いてゆくという作業の中で、今でも苦手ですが、少々読解力がついた気がします。図で表現することによって、自分の考えも、プラスで入れることによって、理解度も高まったと思います。

  私は文章を読むのが苦手で、いつも文章を理解するのに苦労していた。でも、今回図解表現について勉強することによって、いろいろな知識が身についたと思う。初めは苦労してどうなることかと思ったけれど、今は、この図解表現の技術を少しはマスターできただろう。だから、これらを今後色々な面で生かしていきたいと思う。そして、みんなにこの技術を少しでも教えてあげられたらいいなぁと思った。

 色々な情報を図解として表現するというのは、私にとって初めての経験だったので、とても新鮮だった初めの頃は、自分の中で図の構想を練り上げるだけでも苦労していたが、数をこなすにつれて、徐々に上達することができたように思う。しかし、自分の図がパターン化してしまい、同じような図になってしまった。この授業は受け身ではなく、積極的な態度で取り組むことができ、これからの自分に役立っていくと思う。

  自分でどのくらい上達したのか、実際のところよく分かりません。しかし、全く何もやらないよりは、絶対、図解表現術が少しは身についたと思いたいです。
  13回の講義で、図を描くことが好きになれたのは、とても良かったです。ただ、人に分かりやすいような図を描けるまでにはなっていません。これが課題です。
  宮城大学に入学し、この講義を受講できて、本当に良かったです。ありがとうございました。

 図解について今まで学んだことがなかったので、自分がどのくらいまで図解が描けるようになるかとても興味があった。はじめから自分で図を描くので習うより慣れろみたいでよかったと思う。
  図解は描けば描くほど上達すると思う、。それと、図解を描くことで、文章のポイントが絞りやすくなった。私はまだ能力不足で、自分の理想の図が描けず残念です。
  これからは他の科目などでサラッと図が描けるように努力したいです。

 最初の授業で「理解」「企画」「伝達」の図を見た時あいまいだった。これら三要素がどれが欠けてもいけないという考え方がかなり分かったと思う。他人に分かりやすく、かつ簡単に明瞭に伝えるには自分が一番理解していなくてはならず、それを支える発想も必要不可欠であると思う。新聞やTVをみていても、図が気になるようになってきた。身近なものとして図解があるようになってきていると思う。

 この講義で、初めて図解表現に取り組んでみて、絵と図解の違い、図解の奥深さ、文章と図の関係など、多くの事を知った。初めての試みで戸惑うことも何度かあったが、慣れていくに連れて、図解のよさ、多くの者を読んで図にする力が、少しずつ身についていっていることを実感した。そして、その後の段階として、他人の図への批判など、自分の図以外のものを批判し、自分のものにしていき、自分の考えを作り上げていくことができた。しかし、まだまだ、自分の考えというものが固まっていないということにも気付かされた。文章力もアップしたかどうかは不安が残るし、まだ、始めて間もない図解をここで、すっぱり使わなくするのももったいない。
  だから、これからは身近な話題でも、何でも意識を高く持って、図解にまで進めたらと考えている。新しい試みをするのには迷いなども多く出てくるので、こういう場を体験できたことを嬉しく思っている。図解表現を使ってこそ、この講義が意味をなすものになってくると思う。

 小学校入学と共に本の虫となった私には図解はとても新鮮に感じた。ただ、先生の講義はある程度の国語力がある事が必須になっているような気がする。キーワードの掘り起こし方と、その関連付けのしかたについて最初のうちにもっと詳しくやると分かりやすくなると思う。
  後、小説を読んでいて考えたのだが、小説を図解にしてあらすじを起こそうとすると、所詮"行間を読む"という行為に基づく情報を表現しにくい。そのあたりも例示してもらえたら、もう少し図解表現力がランクアップできたように思う。
  この講義を受けて、本を読む時に、キーワードを探す癖がついて読解力があがったように感じる。ためになったと感じるいい講義でした。

 今まで、様々な文章を読んできた。しかし、今まで図を見てきたという記憶は全く無かった。きっと文章と同じくらい多くの図を見てきたはずなのに、心に留めることが無かったからだと思う。だから、今回、この「情報表現論」という講義で始めて図解というものを知った。自分で図を描くのも初めてだったと思う。だから、私にとっての図解とはまさに新しい発見だった。新聞などのゴチャゴチャと細かい文章は読む気すら失せる。それを図解にすると、あんなにサッパリしているのに、文章より分かりやすいことも分かった。自分の作った図が他の人に分かりやすいと思ってもらえたら、と思いながらいつも作成していた。図解はとても楽しい作業だった。ありがとうございました。

 13回の講義を受けて、私は初め、図というものは単なるイラストに過ぎないと思っていました。しかし、文章を理解するためには頭の中に図を持っていないと本当の理解はできないということを知りました。これからの大学生活のスタートにふさわしい講義であったと思います。今では図とイラストはイコールではないということで、事のつながりを考えていくことが大切であると考えています。図に対する自信もつきました。

 この大学に入って、私が一番成長したこと、感じたことがあったのは、この授業を取ったことではないかと思います。今、日本でも注目されている分野であり、人の考えをもっと幅広くさせる時間だったので、私には非常に役に立ったと思います。図解のおかげで、いろいろなもの、ことに関心を持つようになって、何よりもありがたいと思います。
  私は、今からもっと関心を持って、この図解表現をもっと勉強させていただきたいと思います。

 この講義の演習をやっていて、一番良かったと思うことは、他の講義のレポートを書くのが早くなったことだ。また、新聞や雑誌などで図を見かけると「私だったらこうする」とか「もっとうまくできるのに…」など思うようになり、妙な自信もついた気がした。子の技術はこれから後々までずっと役に立つと思うので、ここで学べて良かった。また、他の人の書いた図のシャワーも、頭のいい刺激となることが多かったので、これからもずっと続けてほしいと思う。

 最初、この講義を受けた時は「難しい内容なのではないか」と思いました。しかし、数回の講義を受けるうちに、図解表現の力がついてくるのが自分でもわかるようになり、理解を深めることができました。他の講義の内容を図解にしてみたり、自分なりに勉強してみました。今後も図解を描くように心がけようと思います。

 この講義を通して、図解にできる技術がいかに大切かわかった気がする。数回欠席してしまったことが惜しい。すべて出席して、もっと技術を向上させたかった。それから、期限切れで出しそびれてしまった図がいくつかあるのですが、今から出してもいいのでしょうか。先生の本は、この抗議が始まってすぐに借りてみたが、その時は難しく感じて、きちんと読まずに返してしまった。今なら、もう少し、読めそうなので、また借りようと思う。図解にするのは難しいけれど、楽しかった。
  でも、まだ描くのに時間がかかるので、もっと、早く図解にできるように勉強というか、練習を重ねていきたい。

 大学4年間の講義をこの授業でスタートした。とても鮮明に覚えており、今後もきっと、それは変わらない。"相当、思考回路が訓練されていることだろう"。他の講義では このような自信は簡単には生まれない。回を重ねる毎に、習得しえる内容だからこそだ。習得しやすい内容は、忘れるのも早い。今後も個人的に図解していきたい。

 図解表現を13回受講して、一番の感想がノートを取ることが楽になった。かつ、見直してもわかりやすかった、ということです。
  自分で理解力や企画力、伝達力が向上したかどうかはよくわかりませんが、この講義の終了が図解の終了ではありません。 自分の中で図解を続けていくうちにきっと現場で有効に活用できる日が来ると信じています。
  とても実用的だったこの講義、ぜひ継続していって下さいね。ありがとうございました。

 今まで13回の授業を受けて得た結果は図解表現はあくまで手段に過ぎないということです。例え上手に図解表現できても、それをフォローする説明と文章が無ければ相手に伝えることが出来ません。かえって、この授業を受けたことで、今よりももっと相手に伝える難しさを感じるようになりました。
  また、ここで一つ言いたいことは図は全てを伝えることが出来ないということです。図では人の気持ち、感情は伝わりません。確かに、何か事象を分かりやすくするために、図を使用することは最も有効です。だからといって、常に頭の中で図解し、それを口で説明するだけでは人間として面白味が無いし、それを自己実現とは言わないと思う。図は大切です。でも人の気持ち、感情を伝える文章も大切です。
  この両方が行える表現があれば、それが最高だ思う。しかし、今までの授業のテーマであった理解力・企画力・伝達力をちょっとだけ身につけることが出来たのは良いことだったと思う。この授業で得たことは良い事も悪い事も今後に生かせるというより生かしていきたい。やはり、図解至高主義には反対だが、図解能力は社会で求められている事だと思うから。

今まで:一つ一つのファクターをひろい読み、なんとなく理解。 出会ってから:事柄を体系的に理解できるようになった。 似通ったもの・関係性のあるものを選び、関連させていく。 より深い理解が得られる 。

 この授業を受けて、図解の分かりやすさや、文章と比較しての"楽"(らく・たのしさ)が実感できた。大学のレポートは文章を中心とするものが多いようだが、図でもOKにしてもらいたい。そうすれば先生方も見やすいし、学生の主張も明確に受け止められるのではないかと思う。

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