宮城大学教授 久恒啓一
全体を見わたす力
「日々のスケジューリングは、自分の人生を形づくる1つの要素」―少々大げさに聞こえるかもしれないが、人生全体を念頭に置いたうえで日々のスケジューリングに目を向けてみると、モノの捉え方が違ってくる。
宮城大学教授の久恒啓一さんは、スケジュール表を「人生の予算書」と捉えている。予算としてスケジュールを書き込み、それを実行することによって決算するという考え方だ。
「人生は限りある資源と捉え、その資源を最高度に組み合わせて、レベルの高い生活、仕事をしたいと思っています。仕事も人生そのものも時間の使い方がすべてを決めるのです。」スケジューリングに対する久恒さんの姿勢は、この言葉に凝縮されている。
(本文より1部抜粋) |