<一部抜粋>
昨年四月に合併した加美町の住民満足度調査を実施した宮城大学の学生たちが、調査結果をもとにまちづくりアイデアをまとめ、十九日、星明朗町長に提言した。学生たちは「彩食弦美タウン構想」としてバッハホールや食をテーマにしたまちづくりを提案。学生の視点から若々しい斬新(ざんしん)なアイデアが盛り込まれている。
提言をまとめたのは、宮城大学事業構想学部「顧客満足ゼミ」の学生十人。各地で合併論議が進む中、県内の先進地として誕生した加美町にスポットを当て、昨年十一月にアンケート調査を実施した。
その結果、総合的な特徴として、合併前の満足度が五点満点のうち四・〇だったのに対し、合併後は三・〇と低下。その一方で、将来への期待度が三・五と、合併直後よりよくなるという期待感をもっていることなどが分かった。
これらの結果をもとに問題点などを洗い出し解決策を模索。住民ニーズを考慮しながら独自のまちづくりを考えた。<後略> |