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顔語り 久恒啓一 |
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顔語り 久恒啓一
(前略)
大学では、学生たちとのプロジェクトによる地域貢献活動も行っているという。「仙台駅前の構想とか、地方自治体の町づくりとか…」。学生がまとめた図解による提案書に解説を加え、教育者、研究者としての情熱を発露する。「地域に貢献しながら、それができる人材を地域に送り出していく。そうすれば地域発展につながるでしょう?」。
人間として、また地域自体も足元を掘ることが大切と解く。「他人や他の地域の足元を彫ろうとしても、遠くて力が入らない」。つまり余所の真似では伸びないということだ。
掘って探検して、探検してまた掘る….少しあたりを見渡すと、東京向けの提案や図解プロダクションの創設など、いくつかの探検先が見えてきた。「堀りつづけていって、自分の将来がどうなるのか楽しみなんですよ」。眩しいまでのチャレンジスピリットに、こちらも期待感で満たされる思いだった。 |
2004.6 |
りらく 6月号 |
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