(前略)
このように、仙台、宮城、東北の話題が満載だ。明るいニュースや話題には、心が踊る。暗いニュースには、残念に思う気持ちがわいてくる。地域に対する誇りは、いいイメージ量と悪いイメージ量の差の蓄積によって生まれる。いいものを集積しながら、悪いものを排除していくのが、ブランドの形成につながっていく。そのように考えると、新聞のあらゆる記事が、地域のブランド形成に関連しているといっていい。
地域ブランドの構築とは、コミュニケーション活動によって内部の地域資源を活性化し、イメージを作り出し、外部に向けてPRし、外部のさまざまの声をコミュニケーション活動で取り入れ、再び地域資源を活性化させ、イメージを磨くという一連の流れのことだ。このコミュニケーションの要が、新聞と言えよう。地域同士のブランド競争の時代に入った今、メディアの果たす役割の大きさをあらためて感じる。
(後略)
|