(前略)
2002年7月、宮城大(宮城県大和町)で開かれた大学教育学会の大会では、総合学習と大学教育の連携などを考えるパネル討論があった。
大会の実行委員長を務めた同大の久恒啓一事業構想学部教授(55)は、ビジネス情報論が専門。主に知識を身に付ける教科学習と、課題を見つけて考える総合学習は「車の両輪の関係にある」というのが持論だ。
「考える力を育てるには知識も必要と気付き、総合学習から教科学習に行ったり戻ったりする勉強の仕方がある。それが敷かれつつある時、片方の総合学習を見直すのはあまりに定見がない」
(後略)
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