紙面センサーの担当も、今回で最終回だ。書きたくてたまらないものがあるから書くというよりも、締め切りがあるから考えがまとまってくると、という当たり前のことを、あらためて実感している。何事も、表現しようと意識することが出発点だ。
新聞は、旧メディアの代表である。しかし最近は、日記風簡易ホームページ「ブログ」など、新コミュニケーションツールの紹介にも力を入れていると感じている。私自身はインターネット上で、ホームページ、メールマガジン、ブログ、ソーシャルネットワークといった新メディアにも挑戦している。若い人や学生に教えてもらい、何とか時代の先端の波頭にしがみついているといった状態だ。毎週出すメルマガは、五年以上続けている、3日坊主だった日記も「楽天」の参入を機に軽い気持ちでブログにトライしてから、百六十日以上つけつづけている。システムがよくできている、と感心している。
(中略)
最近、各地にある「人物記念館」に興味がわき、出張や旅行時に訪問している。調べると、東北の各県は十から二十ヶ所だった。しかし、六十八の東京都をはるかにしのぐ県があった。長野県だ。時間をかけ、意識的に人物記念館をつくり続けてきたと感じる。それが今や貴重な観光資源であると同時に、県民の愛郷心を育てる施設になっている。歴史や人物をクローズアップする愛郷心をはぐくむ記事も、さらに期待したい。
(後略) |