豊かさとは自由の拡大である−カネ・ヒマ・カラダ、そしてココロ
どのような社会であれ、共通の目標となりうるのは「豊かな暮らし」ではないだろうか。個人にとってもそれを目標に据えるのに異論はでないだろう。
しかし問題は、豊かさとは何かということである。よく言われるのは、物質的豊かさと精神的豊かさという比較で、モノはモノは豊かになったがココロは貧しくなったという議論だ。これもわかるのだが何か腑に落ちない感じがある。余暇こそが豊かさの中身であるという主張にも違和感を覚える。
(後略)