五十五歳で発心し、三十四年の歳月をかけて『近世日本国民史』全百巻という世界一の大著を書き上げた思想家・徳富蘇峰。戦前、戦後の混乱期の中でもその執念を貫き、人生の新たな地平を拓いた蘇峰の歩み、人生観を、多摩大学経営情報学部教授の久恒啓一氏にお話いただいた。
(後略)