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"多摩"人物紀行(4) 村野四郎記念館(府中市)

"多摩"人物紀行(4) 村野四郎記念館(府中市)

 府中市郷土の森という広大な市民の憩いの場がある。博物館本館、たくさんの由緒ある古い民家群、旧府中町役場庁舎、旧府中郵便取扱所、そして桜の木、季節ごとの花々など、四季の移ろいと歴史に触れることができる大きな空間である。
  この一角に旧府中尋常高等小学校の校舎が復元されている。教室には昔使われていた教科書なとが展示されている、懐かしい空間である。この一階に詩人・村野四郎(1901-11975年)の記念館がある。この名前にあまり馴染みはなくても、 「ぶんぶんぶん はちがとぶ おいけのまわりに のばらがさいたよ ぶんぶんぶん はちがとぷ」という童謡や、卒業式でよく歌われる「巣立ちの歌」などの作詞者といえば少しイメージがわいてくる。府中市出身の村野は市内の小学校、中学校の校歌を6点作詞している。

(後略)

2011.5.10
Rapport 074号
キャリア開発史 久恒啓一の紹介