多摩を車で走っていると、意外なところで個人美術館に出違う。 「家具は村内、八王子」と親しまれている企業を一代で隆盛させた村内道昌氏がつくった大型家具店の一角にある美術館もそのうちの一つだ。 「日本一のバルビゾン派の美術館」というが、確かにミレー(1814-1875年)、コロー、ク-ルベの3人の巨匠を始めとした秀作(ミレーの「落穂拾い」、 「種をまく人」。コローの「夜明け」、、)が並んでいるのは壮観だ。 この立派な美術館の開館は1982年というから、今年でちょうど30年になる。
(後略)