著作
図で考えれば文章がうまくなる

図で考えれば文章がうまくなる

単行本: 212ページ
出版社: PHP文庫
発売日: 2008/6
サイズ: 15 x 10.8 (cm)
図を使って、誰でも思ったとおりに文章を書けるようになる方法を紹介した本です。
目次  
はじめに−文章の二つの側面「文体」と「内容」
第1章 誰でも上手に文章が書ける「図解文章法」の秘密
第2章 「考え」を図解でまとめるトレーニング
第3章 「図解」を「文章」へ変換するトレーニング
第4章 実践!図解文章法
付章 「文章読本」に学ぶ書き方のコツ
おわりに−「簡・明・短・薄」の文章術

図で考えれば文章がうまくなる
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書評

 
本当の悩みにやっと届いた きゃろらいん  さん
2008.7
仕事をする上で、ことごとくつきまとってきたのは「文章を書く」ということ。書きたいが先に進めないのは、文章が下手なのだからだと思っていた。なんとなく伝えたいことを伝え切れていないのも、文章力がないからだと思っていた。
しかし、この本を読んで、書けないのは文章を書く、ということそのものに力が不足しているのではなく、文章を書くための中身を考える力が不足していることがわかった。
文章を書いていると、考えながら書いているので最初と最後とで内容がずれていることはよくあるし、結局何が言いたかったのかが伝わりにくい文章にもなってしまう。
久恒氏が提唱する「図解文章法」は、地図を持って知らない土地に旅に出るような、そういう感覚がある。図によって進むべき方向とその道のりがわかっていれば、途中で迷うことはない。
助詞の使い方、一文の中の主語述語の組み立て方に悩んでいたわけではなかった。自分自身の本当の悩みに届く方法が、この1冊にあった。まさに、快刀乱麻を断つ。そんな1冊である。
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